車の名義変更の体験談

普通車を譲渡してもらう

九州の兄が使っていた普通車を譲り受けることになりました。

 

 

そのためには陸運局での名義変更ナンバーの変更手続きが必要となりますので、

 

その諸手続きを自分で行いました。

 

兄名義を自分名義に変更し、

 

ナンバーも九州ナンバーから相模ナンバーに変更という手続きです。

 

 

そして、無事に諸手続きも終わり、現在は神奈川県ナンバーの車として使用しています。

 

 

今回は、自分で行ったこの諸手続きを時系列的に述べ、

 

自分でやってみようかと思っている人のご参考にでもなればと思っています。

 

名義変更手続きの前準備

まず、前準備として、車庫証明の取得が必要となります。

 

車庫証明の正式名称は、「自動車保管場所証明書」です。

 

車庫証明の証明者は、保管場所を管轄する警察署長です。

 

車庫証明を申請するには、譲渡を受ける車の

1 車名
2 形式
3 車体番号
4 自動車の大きさ

が必要となります。

 

あらかじめ確認しておくべきです。

 

そして、車庫証明申請に必要な添付書類は、次のとおりです。
 

必要書類 書類取得場所 その他
自動車保管場所証明書 警察署、地域によってはインターネットでダウンロード可
保管場所の所在図・配置図

同 上

保管場所使用承諾証明書

同 上

自分の所有土地であったら、自認書
収入印紙 警察署敷地内に交通安全協会があれば、そこで販売しています。 2,500円程度(地域によて金額が違います。)

 

車庫証明時系列日記

(譲ってもらう車の引き取りに)

1月19日 飛行機で九州へ行きました。
       現保有者である兄に
       ダウンロードした「譲渡証明書」「委任状」を渡し、
        実印を押してもらいました。

 

       必要箇所は、車検証を見ながら自分で記入
       (業者さんに手続き一式を依頼する場合も印鑑を押した白紙の用紙を
       そのまま渡しますよね。)

 

       そして、頼んでいた「印鑑証明」「自動車税納税証明書」を取得

 

       それから、すでに兄がリサイクル料金を払っていたので、その証明となる
       「リサイクル券」
「車検証」と一緒に引き取りました。

 

 

1月20日 譲り受ける車を運転し、九州を22時頃出発(もちろん一人です。)
       急に寒くなり雪が舞い降りてきたので、出発前にタイヤチェーンを購入し
       積み込みました。

 

       心配だったのは、中国自動車道と滋賀県から名古屋へかけての
       いわば関ヶ原あたりの積雪でした。

 

       先ず、九州から本州へ関門海峡を渡り、先ず考えたのが、
       近道の中国自動車道を進むか、
       瀬戸内側の山陽自動車道を通るか・・・

 

       万全を期して、山陽自動車道を選択

 

 

       おかげで積雪には一切会わずに、神戸・大阪へ
       せっかくだからと、奈良方面へ回り道
       唐招提寺でのんびりして(さすがに人もまばらでした)、帰路へ

 

 

       滋賀県から名古屋方面へは、関ヶ原を避け新名神高速道路を選択
       積雪はありませんでしたが、道路の両端や土山SAには
       雪が山となっていました。

 

       昼間の時間帯でよかったです。
       夜間通行だったら、雪がふらなくてもアイスバンだったでしょう。

 

 

1月21日 だいたい時速90km〜100kmの安全運転での走行です。
       基本は追い越しをしないという左車線走行でした。
       やってみると、下手な緊張も必要としない気楽なドライブです。

 

       そして、眠くなったらSA,PAに入りちょっと仮眠

 

       おかげで無事に、22時頃に神奈川の自宅に到着しました。
       ちょうど出発して48時間で到着です。

 

       おかげで、購入したタイヤチェーンは使用することもありませんでした。
       (ちなみに、未だ開封していません。)

 

 

(マンションに住んでおり、敷地内の駐車場を使用しています。)

1月22日  マンションの管理員さんに「車庫証明の用紙」をもらいました。
        証明者は、マンション管理組合の理事長さんです。
        理事長の氏名、印鑑を押したものを受取り、
        内容は、自分で記入。

 

 

(警察署で車庫証明手続き)

1月25日  警察署の交通課の車庫証明の窓口に行きます。
        「自動車保管場所証明申請書」「保管場所標章交付申請書」(セットになっています)
        を取得
        必要箇所を記入、
        認印を押し、
        敷地内にある交通安全協会で収入印紙2,600円を購入、
        印紙を各申請書に貼り付け

 

           自動車保管場所証明書交付申請手数料 2,100円
           保管場所標章交付手数料           500円

 

        窓口に提出しました。(交付予定日は、28日とのこと)

 

 

1月29日 警察署に出向き、
       「自動車保管場所証明書」及び「保管場所標章」 を受け取りました。
       「標章」は、早速車の後部ガラスに貼り付けました。

 

 

 (これで、陸運局での名義変更手続きに必要な書類の準備が完了しました。
 そして、次にいよいよ陸運支局で名義変更手続きを行います。)

 

名義変更手続き

警察署車庫証明(自動車保管場所証明書)の交付を取得したら
いよいよ、運輸支局で出向き、「名義変更手続き」を行います。

 

だいたい半日で終了します。
決して難しいことはありませんので、自分で行った方が断然にお得です。

 

ちなみに

自動車販売店等に名義変更を依頼すると、30,000円程度

 

運輸支局まで出向き、書類作成を支局近辺で営業している行政書士に
依頼すると3,000円〜5,000円程度

 

もちろん、これらを自分で行うとこれらのお金の出費を減らすことができます。

 

 

自分で名義変更手続き行う際に持参する書類等を今一度確認しますと、

1 旧所有者の譲渡証明書
2 旧所有者の印鑑証明書
3 自分の印鑑証明書
4 旧所有者の委任状
5 車検証
6 車庫証明証
7 自動車リサイクル券(リサイクル料金を払っていましたので)
8 実印
9 現金

 

それでは、再度実際に行ったの手続きについて記していきます。

 

車庫証明時系列日記

(いざ、陸運支局へ)

2月2日  神奈川運輸支局 相模自動車検査登録事務所へ出向く
       (9時40分頃到着しました。)

 

       正面入り口から向かって左側の施設が「名義変更手続き」関連施設です。
       それらの建物近くの駐車場に駐車

 

       駐車場に車を止めたら、正面に建物が3棟ありました。

 

       向かって左側から「神奈川県自動車税管理事務所」「自動車会館」
       そして一番右側が「国土交通所関東運輸局神奈川運輸支局」

 

       

@申請用紙の取得

       先ず、「自動車会館」の1階で、
       用紙代 20円と 収入印紙 500円を支払い、
       「申請用紙」、「手数料納付書」、「収入印紙」を受け取りました。

 

       

A申請書の記載

       「神奈川運輸支局」の建物の「移転登録」の記入場所で
       「申請書」、「手数料納付書」に鉛筆(準備してあります)で記載をします。

 

       記載例見本がありますので、それを見ながらの記載です。
       実印を押すのをわすれずに。

 

       「収入印紙」は、「手数料納付書」に貼り付けます。

 

       

B申請書の提出

       窓口「登録関係受付1」に提出
       提出するのは、
        1 申請書
        2 手数料納付書
        3 譲渡証明書
        4 委任状
        5 車庫証明書
        6 旧所有者の印鑑証明書
        7 自分の印鑑証明書
        8 自動車税納税証明書
        9 自動車リサイクル券
       10 車検証

 

        車検証は、戻してもらい、納税証明書も返却されました。

 

       

C自動車取得税・自動車税申告

       次は、「自動車税管理事務所」へ行き、
       「自動車取得税・自動車税申告書(報告書)の
       用紙を受取り、記入要領に基づき記入、そして提出

 

       

D自動車ナンバープレート返却及び新規プレートの受取り

       自動車会館にある神奈川県自動車会議所で、
       新しいナンバープレートを受け取りました。

 

       新しいネジも受け取ります。
       費用は、1,440円でした。

 

      

 

       窓口にドライバーがありましたので、それをお借りして愛車のところへ。

 

       そのドライバーを使い、今の九州ナンバーのプレートを外します。

 

       その時、車体後ろ側のプレートには、封印がしてありますが、
       これはドライバーでこじ開け外します。

 

       これも簡単ですが、ドライバーはマイナスドライバーの方が簡単です。

 

       そして、新しい相模ナンバーのプレートを取り付け
       もちろん、車体の前後ともです。

 

       取付け終わった頃、担当の方が来て、車体後ろ側のプレートに封印をしました。

 

 

       最後の仕事は、取り外した古いナンバーのプレートを返却することです。

 

       これで、全て完了しました

 

       要した時間は、1時間半程度です。

 

       そして、新しい相模ナンバーの車で、安全運転で家路につきました。

 

     

  

 

 

       以上が、「名義変更手続き」を実際行った諸手続きです。

 

       決して難しいことではありませんので、是非ご自分でやってみられたらと思います。